ルイヴィトンのバッグや財布、小物って、今では、当たり前のようにシリアルナンバー(製造番号)が記載されています。
しかし、1980年よりも前に製造されたものには、記載がありません。ということで、1980年からヴィトン製品は製造番号を刻印するようになりました。商品によっては、シリアルナンバー(製造番号)のタグが外れていたり、劣化して見えなくなったりしています。
あくまでも、目安としてお伝えしていますので、一部分だけを記載しております。ご参考まで。
※当社の方に、どこにシリアルがあるの?等のお問い合わせは、受け付けておりませんので、ご注意ください。
目次
1980年代:837→1983年の7月に製造されたという意味
1990年~2006年:SP0957→ SP【フランス製】 2桁目と4桁目→97年 1桁目と3桁目→05月 1997年5月に製造
2007年以降:CA2048→ CA【スペイン製】 2行目と4行目→08年 1行目と3行目→代24週 2008年の代24週に製造
こちらは、ルイヴィトンのバッグ ポシェットツインになります。シリアルシリアルナンバー(製造番号)は、FL0051です。
さて、問題です。製造された日は、いつでしょうか?
上の解説でヴィトンのシリアルナンバーの見方について、お伝えしてきましたが理解は、できましたか?
答えの解説→まずはFLなのでフランス製 0051→2行目と4行目 01年 1行目と3行目 05
フランス製2001年5月に製造されているということが分かりました。
ルイヴィトンの製品は、100%シリアルナンバーが刻印されているのか?
というと、そうではありません。古いアンティークの財布やバッグなどの中には、シリアルが無いものも存在します。
ただ単純に日本の気候に合わずに素材が劣化してシリアルナンバーが見えないもの。また、1点ずつ職人さんが作っているので、たまたま製造工程でシリアルナンバーを刻印し忘れた。という驚きの内容まで~(笑)
ルイヴィトンのあるあるネタですが、面白いですよね。
よくヴィトンのシリアルナンバーって型番なの?
って、思われている人も多いです。しかし、ルイブィトンのシリアルナンバーの刻印は型番ではありません。
あくまでもシリアルナンバーは、製造年の刻印になります。
なので、例えばスペイン製「CA2048」というシリアルの場合、2008年の代24週に製造になりますが、2008年の代24週という同じ時期に100個財布を作られていたら。同じシリアルナンバーの財布が100個、存在するということになります。
私自身、ルイヴィトンの査定歴が15年ぐらいやっていますが、査定していて同じシリアルナンバーに遭遇することはよくあることです。
通常、モノグラム柄しかない「ポシェット・ガンジュ」「リポーター」「ソミュール」も金額は通常よりも高価になりますが、オーダーでダミエ柄を作ってもらえたりします。
これがルイヴィトンのスペシャルオーダーというものです。
スペシャルオーダーで作ってもらうとシリアルナンバー「AAS」というものになります。スペシャルオーダーの「A」と工場名の「AS」ということです。
例えば、スペシャルオーダーのシリアルだと「AAS12256」といったように、通常よりも文字数が多いのでビックリしてしまうかもしれません。
料金は通常よりも高い値段になりますが、ルイヴィトンが大好きな方は、スペシャルオーダーで作ってみてはいかがでしょうか?持っている人が少ないので、目立つこと間違いなしですよ。
ルイヴィトンのシリアルナンバー(製造番号)は、バッグや財布といった商品にだけしかついていないの?と疑問に思うはずです。
ルイヴィトンのキーホルダー、キーリングやネックレス、指輪などにも刻印が印字されています。
ただし、商品によっては刻印が無かったり、使用頻度での劣化により刻印が消えていたりする場合もあります。
刻印がある無しで本物か偽物なのかという判断はできませんので、ご参考まで。
シリアルナンバーがないルイヴィトン製品も存在します。
ルイヴィトン製品も長年使っていると劣化してしまいます。シリアルナンバーがある場所でも擦れて消えてしまう場合もあるということです。
ヴィトン製品は、乾燥しているヨーロッパで生産されているので、四季のある日本国内で使用すると劣化しやすいというデメリットもあります。
ルイヴィトン製品の中でもバッグなどは、タグにシリアルナンバーがあることが多いです。そのタグが何らかの理由で外れてしまってシリアルナンバーが無くなっているということもあります。
バッグや財布などにはシリアルナンバーが付いていますが、マフラーやピアスなどのアクセサリーなどにはシリアルナンバーが印字されていないのもあります。
昔のルイヴィトン製品で、職人がシリアルナンバーを印字し忘れたというものも存在します。
ルイヴィトン製品、たとえばバッグにしても財布、小物品にもシリアルナンバーが付いていました。そのシリアルナンバーから製造年式など推測できましたが、2021年からはシリアルナンバーがなくなり変わりに「ICチップ」が埋め込まれます。
今後、新しく販売されるルイヴィトン製品は、全てシリアルナンバーがなくなりますが、質乃蔵では買取査定できますので、お気軽にご来店ください。