熊本の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
「彼女にプロポーズしたいけれど、婚約指輪の好みがわからない」と悩む男性は少なくありません。
一生に一度のイベントであれば、彼女に喜ばれる婚約指輪をプレゼントしたいものですよね。
本記事では、婚約指輪を購入するタイミングや選び方について解説します。
婚約指輪を一緒に選ぶメリットやデメリット、選び方のポイントについても紹介するため、プロポーズの準備に悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。
目次
婚約指輪は、基本的に婚約期間中に贈るもの。ただし、購入時期に関する明確なルールはありません。
WeddingParkが2021年に実施した調査によると、婚約指輪を購入した人のなかで、プロポーズ前に購入した人は約4割、プロポーズ後に購入した人は約5割。ほぼ同数といった結果になりました。
以下では、婚約指輪を購入するタイミングはプロポーズ前と後どちらがおすすめか、それぞれのポイントについて解説します。
婚約指輪を事前に購入しておくと、プロポーズと同時に贈れます。
プロポーズの言葉とともに婚約指輪をプレゼントされる、といったシチュエーションに憧れる女性は少なくありません。
女性の憧れを叶えて、ロマンティックで忘れられない思い出にできるでしょう。
婚約指輪をプロポーズ後に選ぶ場合は、婚姻届を提出するまでに購入するのが一般的です。
婚約指輪は婚約期間中に身につけるものと考える人が多いため、可能な限り早めに購入するとよいでしょう。
両家の顔合わせや結納といったイベントまでに用意しておくと、家族に披露できて喜ばれます。
婚約指輪は一緒に選ぶべきか1人で購入するべきか、悩んでいる人も多いでしょう。こちらでは、どちらの購入方法がおすすめなのか解説します。
指輪にこだわりがある彼女の場合は、プロポーズ後に一緒に婚約指輪を買いに行くのがおすすめです。
ふたりで選べばサイズやデザインで悩まずに、彼女の希望に沿った婚約指輪を贈れます。
「センスに自信がない」「1人でジュエリーショップに行くのは恥ずかしい」と考える人は、プロポーズ後に彼女を誘って婚約指輪を選ぶとよいでしょう。
プロポーズ時にプレゼントを用意しておきたい場合は、婚約指輪に代わって花束などを用意しておくと記念になります。
婚約指輪をサプライズで贈りたい人は、1人で選ぶのがおすすめです。
テレビや映画で目にするような、プロポーズの言葉とともにケースを開けて、婚約指輪をプレゼントするといったシチュエーションを演出できます。
「彼女に驚いてほしい」「感動してもらいたい」と考えるなら、事前に購入しておきましょう。
ただし、彼女の指とサイズが合わなかったり、デザインが好みではなかったりするリスクもあるため、綿密なリサーチが欠かせません。
婚約指輪を一緒に選ぶと、感動が薄れるのではないかと心配になる人も多いでしょう。しかし、婚約指輪を一緒に選ぶメリットは多く挙げられるため、順に解説します。
婚約指輪を一緒に選ぶと、彼女の指にぴったりはまるサイズを購入できます。
指輪は靴や服と異なり、ジャストサイズを選ばなければいけません。
サイズが大きいと指から抜けてしまい落としやすくなったり、宝石の重みで指輪が回ってしまったりします。
反対に小さいと、そもそも指に入らず、入ったとしても抜けない可能性があるでしょう。
一緒に選びに行くと、販売員の人がリングゲージという専用器具で指のサイズを測ってくれるため、失敗を防ぎやすくなります。
なお、もっとも体がむくみやすいのは夕方といわれているため、ジュエリーショップに行くなら午後から夕方にかけての時間帯がおすすめです。
婚約指輪を一緒に選ぶと、彼女が好むデザインを購入できる点もメリットです。
婚約指輪のデザインは、大きく分けて4種類。
オーソドックスな立て爪タイプに憧れている人もいれば、普段使いするためにひっかかりが気にならない埋め込みタイプの指輪がいいと考える人もいるでしょう。
さらに、地金の素材やライン、宝石の大きさによっても、指輪の印象は大きく異なります。
彼女が普段身につけているファッションリングと、希望する婚約指輪の好みが合致するとは限りません。
こだわりのある女性ほど、一緒に選んだほうが満足してもらいやすいでしょう。
婚約指輪を一緒に選ぶメリットもある一方で、デメリットもあります。デメリットも理解したうえで、婚約指輪の購入時期を検討しましょう。
婚約指輪を一緒に選ぶと、男性側も彼女側も予算を気にしてしまう可能性があります。
婚約指輪に憧れを詰め込む女性は多いもの。彼女の希望をすべて叶えていたら、予算をオーバーしてしまう場合も少なくありません。
反対に、彼女が予算を気にしてしまい、好みの指輪を選びにくいといったパターンもあります。
婚約指輪はそれなりの値段がするため、希望を伝えるのをためらってしまう女性もいるでしょう。
せっかく一緒に行ったのに、予算の都合で気になる指輪が買えないと残念に感じてしまいます。
予算が気になる場合は、出せる金額を決めておきましょう。
婚約指輪を見に行く前に、あらかじめ予算を共有すれば、トラブルを防ぎやすくなります。
販売員の人に希望の金額を伝えておくのもおすすめ。予算の範囲内で購入できる指輪のみ提示してくれる場合もあるので、相談してみましょう。
一緒に婚約指輪を買いに行くと、サプライズ感が薄れてしまうといったデメリットもあります。
婚約指輪を選びに行くと、大半の女性が「プロポーズされる日が近い」と気付くでしょう。
サプライズプロポーズに憧れを抱いている彼女であれば、がっかりさせてしまうかもしれません。
サプライズ感を大切にするなら、プロポーズリングやダイヤモンドのみのプレゼントがおすすめ。
プロポーズが成功したあとに、あらためて彼女の好みの指輪を一緒に選べます。
本物の婚約指輪を贈れるわけではないものの、サプライズを実現しつつ、彼女に婚約指輪を選んでもらえる手段のひとつです。
婚約指輪選びで重視したいポイントは、次の6つです。
順番にチェックしてみましょう。
婚約指輪を選ぶ際にまず決めておきたいのが、予算です。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」(全国推計値)によると、婚約指輪の購入金額は全国平均で35万円。
ただし、年代に比例して婚約指輪の相場も変動するため、20〜40万円台が一般的です。
「婚約指輪は給料の3か月分」という謳い文句がありますが、実際にはそこまで多くありません。
ただし、相場の金額に合わせる必要はないため、自分たちの価値観も大切にしましょう。
新生活や結婚式など、想定される出費を含めたうえで、無理のない範囲で予算を立てるのがおすすめです。
婚約指輪によって、納期が異なるため注意しましょう。
婚約指輪には、店頭に並んでいる既製品のほかに、自分たちの好みを反映できるオーダーメイドがあります。
既製品はサイズがぴったり合う在庫があればすぐに購入可能です。
ただし、多くの場合はサイズ直しなどが発生し、手元に届くまで最速でも1週間かかります。
刻印を希望する場合は1か月ほどかかるケースもあるため注意しましょう。
オーダーメイドはさらに時間がかかります。
既存のデザインにアレンジを加えるセミオーダーの場合は、内容にもよりますが1か月から1か月半かかるのが一般的。
デザイナーと相談し、ゼロからリングデザインを考えるフルオーダーなら、3〜6か月かかる場合もあります。
基本的にはショップで選んで当日のうちに持ち帰るのは難しいため、余裕を持って購入しに行くとよいでしょう。
地金の素材も、婚約指輪を選ぶうえで基準となるポイントです。
地金によって、婚約指輪の印象は大きく異なります。
とくに人気が高い素材は、プラチナやゴールドです。
プラチナは希少な金属の一種。
シルバーと似た色味ではあるものの、高級感があり圧倒的人気を誇る素材です。
変色しにくく色褪せない輝きが、婚約指輪や結婚指輪の性質に適しています。
一方で、ゴールドはアンティークでおしゃれな雰囲気を纏いたい人におすすめ。
ホワイトゴールドやピンクゴールドなどバリエーションも豊富で、肌に馴染みやすい色味が特徴です。
プラチナよりもリーズナブルのため、婚約指輪の費用を抑えたい人にも好まれています。
ただし、年月の経過により徐々に変色していくため、メンテナンスの手間がかかる点に注意しましょう。
婚約指輪は、宝石のセッティングよってデザインが異なります。
婚約指輪のおもなデザインは、「ソリティア」「パヴェ」「メレ」「エタニティ」の4種類。
婚約指輪というとイメージされやすい王道のデザインは、ソリティアです。
一粒石で宝石の存在感が際立つデザインとなります。
ただし、宝石が突出しているため、ひっかけやすいと感じる人も。
ひっかかりが気になる人は、宝石をアーム部分に埋め込んだパヴェやエタニティなどを選ぶ傾向にあります。
また、婚約指輪のアーム部分も、指輪の雰囲気を左右する重要なポイント。
主に「ストレート」「S字(ウェーブ)」「V字」の3種類から選べます。
アーム部分がまっすぐなストレートは、定番のシンプルなデザイン。結婚指輪と重ね付けしやすいです。
S字やV字アームはウェーブを描いている分、指を華奢に見せる効果があります。ストレートと比較して、スタイリッシュな雰囲気も得られるでしょう。
婚約指輪の好みのデザインは人それぞれのため、しっかり吟味するのがおすすめです。
婚約指輪のサイズは、必ず調べておきたいポイントです。
婚約指輪を一緒に買いに行った場合はジュエリーショップで測れます。
対して、サプライズで用意する場合は、細く切った紙や糸を使って測りましょう。
薬指の第二関節に紙や糸を巻き付けて、重なった部分にペンで印をつけると、おおよその指のサイズがわかります。サイズ表と照らし合わせれば、指輪の号数を割り出せるでしょう。
ただし、指輪のサイズは季節や体調によって1〜2号変わる人もいます。こっそりサイズを調べるなら、何日かにわたって測るのがおすすめです。
万が一サイズの誤差が生じても、お直しができるジュエリーショップもあります。購入前に販売員に相談してみましょう。
婚約指輪は、さまざまなジュエリーブランドが取り扱っています。
とくに洋服やバッグなどのブランドにこだわる彼女なら、好みのブランドをリサーチしておくとよいでしょう。
おおまかに分けると、国内ブランド・海外ブランド・ハイブランド・カジュアル寄りブランドなどがあります。
「国内の定番ブランドはほかの人と被るから避けたい」「婚約指輪は気取らないカジュアル寄りのブランドがいい」など、女性の志向はさまざまです。
ブランドによってダイヤモンドの品質やデザインが異なるため、それぞれの特徴を調べておきましょう。
現在では、結婚指輪を手作りする人が増加していますが、婚約指輪の手作りも可能です。
手作りの婚約指輪では、彼女がデザインを選び、男性が指輪本体を実際に制作することができます。
「婚約指輪を単なる買い物にしたくない」「特別な思い出を残したい」と考える人は、手作りを選択肢に入れるのもよいでしょう。
指輪の制作過程を動画に残しておけば、婚約期間中の思い出をいつでも振り返れます。
婚約指輪を一緒に選んだからといって、適当に渡してほしくないと考える女性は多いもの。贈り方にこだわれば彼女を驚かせることができます。
婚約指輪にサプライズ要素を取り入れて渡したいなら、シチュエーションを重視しましょう。
高級レストランや景色が綺麗な場所、旅先などで渡せば、ロマンチックな雰囲気を演出できます。
さりげなく渡したいなら、自宅を選ぶのがおすすめ。
花束やぬいぐるみに忍ばせてプレゼントしたり、家のどこかに隠しておいて彼女に宝探しをしてもらうといった演出も喜ばれやすいです。
いずれの場合も、婚約指輪の納品日に男性1人でショップに取りに行くようにしましょう。
受け取った後に、計画していた演出を実行すれば、忘れられないプロポーズになるはずです。
彼女の性格を考慮して、どのような演出が喜ばれるのか考えてみましょう。
婚約指輪を購入するタイミングや、一緒に選ぶ際のポイントについて解説しました。
一生身につけるもののため、自分の意見も反映したいと考える女性も多いでしょう。
一方で、彼が一生懸命選んでくれた気持ちが嬉しいから、サプライズしてほしいと思う女性もいます。
彼女がどちらのタイプなのか事前にリサーチしたうえで、婚約指輪を一緒に選ぶか1人で買いに行くか決めれば、失敗しにくいでしょう。
もしもサプライズで準備したいなら、友人や家族にも協力してもらい、彼女の好みをそれとなくチェックしてみてくださいね。
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