熊本の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
結婚指輪のサイズ選びって難しいですよね。
指のサイズは1日の中でも変化するので、日中はスッと入ったのに夕方に外すときが大変……なんて事例も珍しくありません。
指輪サイズに迷ったら、この記事を参考にしてください。
選び方のポイントや注意点などを紹介するので、きっとベストなサイズで購入できるでしょう。
目次
結婚指輪のサイズ選びに迷ったら、5つのポイントを意識してください。
どれか1つだけで決めても良いですが、5つすべてに該当すれば、より間違いのないサイズになるでしょう。
「朝はスマートだけど夕方になるとむくむ」というように、むくみやすい体質の方は慎重にサイズを選びましょう。
実際に薬指のサイズを測定すると、1日のうちでどれだけ変化するのかが一目瞭然に。
「朝〇cm、昼〇cm、夕方〇cm」……というように、1日の中で最大値と最小値を計測してください。できれば数日間同じように測定して、平均値からサイズを選ぶことをおすすめします。
指輪を身に付けてはいけない……という職種だと、必然的に着脱の回数が多くなります。葬儀関係や衛生関係の仕事に就いている方は、ぴったりすぎるサイズよりも、少しだけ余裕があるほうが良いでしょう。
また、お酒が好きな方も要注意。お酒を飲むとむくみやすくなるため、キツく感じないサイズをおすすめします。
指の形は人それぞれ異なります。
大きく分けると、「全体的に太さが同じ」「指の関節が太め」「先細り」の3種類。
全体的に指の太さが同じ方は、ぴったりのサイズでも問題ありません。
指の関節が太めの方は、第2関節に少し引っかかるくらいのサイズがベスト。関節よりも指が細い分、付けているとリングが回る可能性がありますが、「表」「裏」のないようなデザインの指輪をつけると回っても気にならないでしょう。
先細りタイプは、関節で指輪が引っ掛からないため、いつのまにか抜けていることがあります。少し小さめのサイズを選び、試着したら手を振って抜けないかどうかもご確認ください。
たとえば大きな一粒ダイヤが乗っているような指輪は、その重さで回転しやすくなります。そのため、少しきつめのサイズを選ぶのが良いでしょう。
またラインがウエーブしているようなデザイン性のある指輪は、少しすき間ができるくらいがベストです。小さめを選ぶと指に食い込んだように見えてしまうのでご注意くださいね。
実際に店頭で試着できれば、つけ心地で選ぶのも良いでしょう。
「手を振っても外れない」「きつすぎない」「ゆるすぎない」を基準に、ベストなサイズを探してください。
金の種類は「K24、K22、K20、K18、K14、K10、K9」などあり、プラチナの種類は、「PT1000、PT950、PT900、PT850」などあります。
金の定番は「K18金」、プラチナの定番は、「PT900かPT850」になります。
結婚指輪の場合は、長期的につけるので、お風呂などに入れても色が劣化しにくいプラチナ製品がおすすめです。
ちなみに、タングステンは素材自体が硬いのでサイズ変更等できません。タングステンで指輪は作らないように注意してください。
指輪サイズの選び方のポイントを押さえたら、いくつかの注意点も知っておきましょう。
結婚指輪は一生モノだからこそ、後悔のないようにしたいですね。
きつすぎる指輪は、圧迫感や痛みの原因になりかねません。
いくら気に入ったデザインでも、何年も着用し続けるのは難しいでしょう……。
1日の中でもむくみやすい時間があることや、着脱の機会があることを考えても、ビッチリした指輪は避けたほうが賢明です。
指輪をつけたまま手を強く握ったり開いたりしても、跡が残らないようなサイズが理想ですよ。
手は毎日たくさん使うパーツだからこそ、「いつのまにか抜けていた!」という事態は避けたいもの。
手を振っても抜けにくく、外すときに少し引っかかる程度がベストサイズです。
結婚指輪や婚約指輪は、購入店舗でサイズ直しをしてもらえることがほとんどです。
デザインやブランドによって対応できないケースもありますが、その場合は「サイズ交換」など代替案を出してくれるかも。
気に入った指輪があったら、万が一の可能性を考えて「サイズ直しが可能かどうか」「保証期間はいつまでか」「保証期間が過ぎた後はどのような対応になるのか」「費用はいくらか」の4点を確認しておきましょう。
指輪サイズに迷ったら、店舗で試着するのが一番です。
ジュエリーショップの店員さんなら、サイズ選びについてプロの視点でアドバイスしてくれるでしょう。
たとえばインターネットで指輪を購入すると、「手を振ったときに外れないかどうか」など微妙なフィット感はわからないもの。実際に指にはめた状態を見てもらいながら相談できるのは、店舗ならではのメリットですね。
ただ、店舗では「来店時の指のサイズ」が基準になるため、「今日はむくんでいる」「今日は風邪気味」といった体調の情報も伝えておきましょう。
店舗まで行く時間がない方は、サイズ感を自分で計測してみましょう。
ただ、ミリ単位の正確さが求められるので、一度の測定で終わらせず、数日にわたり何度も測定することをおすすめします。
リングゲージがあれば、実際のフィット感をイメージしやすくなります。
ほとんどのジュエリーショップに置いてありますが、ご自身で準備しても良いでしょう。
「むくみ」には周期があります。
朝はむくみやすいですが、日中はそれほどでもなく、夕方以降はまたむくむ……という周期が一般的です。
ただ人によって周期が異なるので、1日の間に数回測って、微妙なサイズ変化を正確に把握しましょう。むくんだ時のサイズで購入すると、日中ブカブカになりかねないのでご注意くださいね。
一日の中での「むくみ」の周期はもちろんですが、風邪、生理、妊娠中などさまざまな条件でも「むくみ」が起こります。
体調が思わしくない時は正しい数値で計測できないことが多いので、避けたほうが賢明でしょう。
「どうしても今欲しい!」という場合は、仮の指輪で代用することをおすすめします。体調が回復したらあらためて計測して、本当に欲しい指輪を購入しましょう。
結婚指輪は今後何十年も身に付けるものだからこそ、サイズ選びは慎重におこないたいですよね。
しかしどれほど入念に計測しても、いざ手元に届いてみると「きつい」「ゆるい」など微妙な違和感を覚えることも……。
年齢と共に指輪サイズが上がるケースも多いため、今だけではなく、未来まで想定してお選びください。
ほとんどのジュエリーショップでは、結婚指輪や婚約指輪のサイズ直しを扱っています。
保証期間が過ぎても有料で対応してくれることも多いので、アフターサービスの内容は念入りに確認しておきましょう。
結婚指輪のサイズ選びに迷ったら、「体質」「生活スタイル」「指の形」「指輪のデザイン」「つけ心地」の5つをヒントにしてください。
自分でサイズを測定することもできますが、一番確実なのは店舗でスタッフに相談することです。「今現在の指のサイズ」はもちろん、その日の体調や体質などトータルに考慮したうえで、ベストな提案をしてくれるでしょう。
今後何十年も身に付けるものだからこそ、ポイントを押さえて間違いのない買いものをしてください。
熊本の質屋 「質乃蔵」では、金やプラチナといった貴金属を専門に買取査定しています。もし、不要な指輪やネックレス、ピアスなどありましたら査定は無料ですので、是非ご利用ください。