熊本の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
ピアスホールを開けた直後に身につけるファーストピアス。
初めて身につけるピアスであるため、なかなか外れないと「異常があるのでは?」と心配になってしまいますよね。
実は、ファーストピアスは、もともと外れにくい構造になっています。外すときにコツがいる場合もあるため、注意しましょう。
本記事では、ファーストピアスの外し方について解説しています。
どうしても外れないときの対処法や、外すかどうか迷ったときの判断基準についても解説するので、ファーストピアスが外れず困っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ファーストピアスが外れない原因は、ピアス自体が外れにくい構造になっているためです。
ファーストピアスは、ピアスホールが安定するまで、数か月間にわたって着用する必要があります。
しかし、途中で外れてしまうと、不安定なピアスホールが塞がってしまいかねません。
せっかく開けたホールが閉じてしまわないように、あえて外れにくい構造となっているのです。
ファーストピアスが外れにくいのは一般的なことのため、慌てずに対処しましょう。
ファーストピアスの装着期間は、1か月から2か月程度が目安です。
長期間にわたって24時間身につけたままにすることで、ピアスホールが安定し、ピアスを外しても傷が塞がりにくくなります。
なお、ファーストピアスの装着期間が極端に短いと、出血・化膿・感染症などのトラブルが生じる場合があるので気を付けましょう。
ただし、装着期間には個人差があるので要注意。ピアスを開けたときの器具や、傷の治りやすさによっても左右されます。
装着期間はあくまで目安として、状況を見て判断するようにしましょう。
ファーストピアスを外すかどうかは、ピアスホールを開けた場所を触って判断します。
ピアスホールの周囲に痛みがあったり、分泌液が出たりするなどの異常が生じていなければ、ホールが完成した状態だと考えられます。
ファーストピアスを装着したまま、前後に動かしても引っかかりや痛みなどの違和感がなければ、外しても問題ないでしょう。
実際に指で触ってみて、痛みはないか、分泌液や血が出ないか確認してみてくださいね。
ファーストピアスは一般的に、ヘッド・キャッチ・ポストの3つで構成されています。
ヘッドとはデザイン本体を指し、石などのモチーフがついている部分です。
キャッチは留め具の部分で、耳の裏側についているもの。ピアス軸となるポストは、ピアスホールを貫通している部分です。
基本的にファーストピアスのポストは太く、キャッチは固く閉まるように作られています。
通常のピアスよりも、ポストがキャッチを圧迫しているため、ファーストピアスは外れにくいのです。
ここでは、ファーストピアスの外し方の手順を詳しく解説するので、チェックしてみてくださいね。
手順は、簡単です。
ファーストピアスは、次の手順で外しましょう。
外す前に、手指をしっかり洗い、アルコール消毒も済ませておきましょう。
ピアスホールから雑菌が入るのを防ぐだけでなく、汗や皮脂を取り除き、手が滑りにくくなります。
右耳のピアスを外すなら、左手の親指と人差し指でヘッド、右手の親指と人差し指でキャッチをつまむのが、基本の姿勢です。左耳なら左右反転しましょう。
ピアスのキャッチとヘッドをつまんだ状態で、キャッチを回しながら、ゆっくり抜いていきます。
上記の方法で外せば、少しずつキャッチが抜けるため、余計な力が入りません。
ピアスホールを痛めにくい外し方であるため、実践してみてください。
ファーストピアスの外し方を実践しても、まったく外せないという人も少なくありません。
前述のとおり、ファーストピアスは外れにくい構造であるため、焦らずに対処しましょう。
キャッチが取れないときの緩め方は、次のとおりです。
それぞれ詳しく解説します。
手が滑ってファーストピアスが外れないときは、滑り止めを活用するのがおすすめです。
ファーストピアスを外すときに手を洗っても、汗や皮脂によってキャッチやヘッドをうまくつまめない場合もあるためです。
ペットボトルの蓋を外す要領で、ゴム手袋やハンカチでピアスのキャッチを覆うと、滑り止めとなって外れやすくなります。
ファーストピアスが外れないときは、眉切ハサミを使ってキャッチの力を緩めるのもひとつの手段です。
キャッチの輪の部分に、眉切ハサミの先端を差し込んで広げましょう。
キャッチを圧迫している力が緩まり、外れやすくなります。
ただし、キャッチは耳の裏側についており見えにくいため、怪我に注意してください。
家族や友人に手伝ってもらうと、比較的安全に実践できます。
眉切ハサミがないときは、爪楊枝や竹串など、細く硬い棒を活用してみましょう。
ファーストピアスがどうしても外れないときは、医療機関に相談してみましょう。
医療機関でピアスホールを開けた場合は、施術したクリニックで外してもらえます。
一方で、自分でピアスホールを開けた場合でも、対応してもらえる可能性が高いです。
少しでも皮膚について扱っている医療機関であれば、相談に乗ってもらえるでしょう。
ピアスが外れず医療機関に相談に行く人は意外と多いもの。恥ずかしがらずに、近隣の病院・皮膚科・外科・形成外科などに相談してみてくださいね。
ただし、医療機関にもよりますが、1,100〜5,500円程度の診察料が必要になる場合があります。
ファーストピアスを外したら、セカンドピアスを身につけましょう。
できたばかりのピアスホールは、まだデリケートな状態。
より安定したホールにするためには、1か月から2か月にわたって、セカンドピアスを常時つけるとよいでしょう。
セカンドピアスは、基本的には好みのピアスをつけても問題ありません。ただし、セカンドピアスも24時間着用するのであれば、シンプルなモチーフがおすすめです。
シンプルなスタッドタイプであれば、着替えや髪を洗うときに邪魔になりにくいでしょう。なお、金属アレルギーが発症しやすい時期でもあるため、素材にも気を付けてみてください。
チタン・金・プラチナなどは、アレルギーを引き起こしにくい素材です。さらに、ポスト部分が太く長めであれば、ホールが一定の大きさに保たれます。
別のピアスにつけ替えるときに、引っかかりが生じにくくなるでしょう。
セカンドピアスにつけ替えても、ピアスホールを清潔に保つよう心がけてみてくださいね。
ファーストピアスの外し方について解説しました。
ファーストピアスは、通常のピアスと比較して取れにくいため、外しにくいと感じる人は多いもの。
外れにくくても、ピアッシングに失敗したわけではないため、落ち着いて対処しましょう。
本記事で紹介した対処法を参考にファーストピアスを外したあとは、好みのピアスを身につけて、おしゃれを楽しんでみてくださいね。
熊本の質屋 「質乃蔵」では、金やプラチナといった貴金属を専門に買取査定しています。もし、不要な指輪やネックレス、ピアスなどありましたら査定は無料ですので、是非ご利用ください。