質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
昔は「押し売り」には注意!と言われてきましたが近年は「押し買い」に注意するようにと変わってきました。
「押し買い」とは、悪質な買取業者が突然、自宅にやってきて金の指輪やネックレス、宝石など高額商品を強引に安い金額で買取することです。
今回は、貴金属買取などでトラブルになる前に、「押し買い」について詳しくご紹介していきます。
目次
そもそも「押し買い」とは?
買取業者が自宅にやってきて、強制的にK18金やプラチナ製品の指輪やネックレス、宝石などの高額品を安く買い叩くことです。
電話営業(丁寧な対応の女性から電話がかかってきます。)
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自宅にやってくる
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高額商品を目当てに強引に買取
家にいると突然、買取業者から電話があります。※電話名簿は小学校や中学校、高校などの卒業アルバムといったものから電話番号がリスト化されています。
「不要な洋服ありませんか?」
「不要な靴ありませんか?」
「不要な着物ありませんか?買取しますよ。」
など、どこの家庭でも処分に困っているものをターゲットに買取の勧誘電話があります。
実際に、買取をお願いすると、買取業者が数人あらわれて
「金やプラチナの指輪など持ってませんか?」
など、貴金属や宝石を目当てに買取しようとします。
※金やプラチナなど電話営業での買取は条例で禁止されているので、「洋服」や「靴」などの買取で電話営業してきます。
前もって電話での営業をせずに、直接家に訪問する場合もあります。
家にいると突然、インターホンが鳴り買取業者が
「洋服や靴など不要なものありませんか?買取しますよ。」
と営業してきます。目的は、宝石貴金属の買取なので、絶対に断ってください。
ついつい家に上げてしまうと、上手いこと安く買い取られてしまうこともありますので注意が必要です。
特に1人暮らしの高齢者がターゲットとされやすいので、身近な人で思い当たる方がいれば「押し買い業者」について教えてあげてください。
法律を守っている訪問買取に関しては、違法ではありません。しかし、法律を無視した訪問買取は規制されています。
近年、悪質な買取業者による「押し買い」によって被害者が増加しています。そのため、2013年に法改正によって規制されました。
では、どのような規制内容なのかについて説明しますね。
お客様から電話依頼していない場合、業者の飛び込みの勧誘など禁止されています。
見た目が怖く断れない場合は、警察に通報しましょう。
万が一、訪問買取業者に貴重品を売ってしまった場合、売った日(書面交付した日)から8日間であればクーリングオフできます。
戻して欲しい場合は、すぐに返却するように電話しましょう。
※買取業者の会社名や電話番号が記載されている名刺は絶対にもらってください。もらっていない場合は、クーリングオフするための電話もできない状況になってしまいます!
買取店では、買取成立後には通常、明細書を発行してくれます。しかし、悪質な「押し買い業者」ば場合は、証拠をのこしたくないので買取明細書等を発行してくれません。
書面の交付義務があるので、絶対に発行してもらいましょう。ちなみに書面を発行してくれない場合は、買取は成立しませんので、断ってください。
もしも、あなたの家に「押し買い業者」がやってきた場合、どうすればよいのか?
対処法について説明します。
家に入れてしまった場合、押し買い業者の中には、勝手にタンスの引き出しを開け貴金属を探したりする者もいます。
絶対に押し買い業者を家の中に入れないように注意してください。
「押し買い業者」もノルマがあるので、自分たちの都合のよいトークをしてきます。相手のトークに乗ってしまうと、上手い具合に安く買い叩かれてしまうはずです。
そうならないためにも、相手が営業トークする前に強い口調で買取を断ってください。
断っても「押し買い業者」が帰らない場合は、すぐに警察に電話しましょう。
「押し買い」の被害にあった場合は、消費者生活センターに電話をしましょう。
「押し買い業者」の被害にあった場合、警察や消費者センターも証拠がなければ対応してくれないこともあります。
できるだけ証拠を詳細に記録するためにも、防犯カメラやボイスレコーダー等を準備しておくことをおすすめします。
もし、用意できない場合は、iPhoneなどスマートフォンのアプリでボイスレコーダーがありますので、それを利用して相手の会話を記録しておきましょう。
熊本の質屋 「質乃蔵」では、金やプラチナといった貴金属を専門に買取査定しています。もし、不要な指輪やネックレス、ピアスなどありましたら査定は無料ですので、是非ご利用ください。