熊本市東区の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
プロポーズを計画している人のなかには、婚約指輪の代わりにネックレスを贈りたいと考えている人もいるでしょう。
「仕事上、彼女が指輪を着けられない」「自分たちならではのオリジナリティを出したい」などの理由でネックレスが候補に上がっているものの、がっかりされないか心配になりますよね。
本記事では、プロポーズでネックレスを贈ってもがっかりされないか解説します。
ネックレスを贈るメリット・デメリットのほか、値段相場や選び方のポイントも紹介するので、プロポーズを控えている人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
プロポーズで婚約指輪の代わりにネックレスを贈るのは、基本的には避けたほうが無難です。プロポーズは指輪をもらうものと認識している人が多いので、がっかりされる可能性が高いといえるでしょう。
実際に「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」では、婚約記念品があった人のうち婚約指輪を贈った(贈られた)人の割合は87.7%というデータがあります。
大半の人がプロポーズに婚約指輪を選んでいるなか、深く考慮せずになんとなくネックレスを贈るのはリスキーです。「婚約指輪がよかった」と思われてしまわないよう、彼女の価値感をしっかりリサーチしましょう。
避けたほうが無難ではあるものの、プロポーズでネックレスを贈ることを選ぶ人は意外と多いのも事実。婚約指輪を求めていない女性もいるので、ネックレスも候補に上がっています。
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」によると、婚約記念品として贈った(贈られた)品物の割合は次のとおりです。
【ゼクシィ結婚トレンド調査 2023】
- 婚約指輪:87.7%
- ネックレス:7.9%
- 時計:2.1%
- ピアス・イヤリング:0.5%
- そのほか:4.4%
婚約指輪が圧倒的に人気であるものの、指輪の次点にネックレスが選ばれています。彼女が婚約指輪を望んでいない場合は、ネックレスを選ぶのも選択肢のひとつといえるでしょう。
プロポーズで贈るネックレスの値段は、婚約指輪と同額程度を目安に選びましょう。安価すぎると「節約のためにネックレスを選んだ」と思われかねません。
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」によると、婚約指輪の購入にかかった金額の全国平均は38万2,000円です。ボリュームゾーンとされている20〜40万円台で選ぶと、失敗を防ぎやすいでしょう。
なお、金額はあくまで目安にとどめ、価値観や好みに合わせて選ぶことをおすすめします。「結婚式や新生活にお金をかけたいから安物でいい」「一生ものだから上質なものを選んでほしい」など、パートナーの考えをリサーチしたうえで値段を決めるとよいでしょう。
プロポーズにネックレスを贈る場合は、選び方の負担が婚約指輪よりも軽減されるでしょう。ただし、彼女にがっかりされるなどのリスクもあるので要注意。
まずは婚約指輪の代わりにネックレスを贈る場合のメリットとデメリットをチェックして、検討してくださいね。
プロポーズにネックレスを贈る場合に、男性が得られるメリットは次のとおりです。
それぞれ詳しく解説します。
ネックレスを贈る場合は、婚約指輪のようにサイズ選びに苦戦しなくて済みます。サイズが厳密ではないので、指輪のようにサイズをリサーチする手間が省けるでしょう。
たとえば、指輪は約1.0mm単位でサイズが異なるもの。サイズが合わないとキツくて指が入らない、もしくはゆるくてすぐに抜けてしまうでしょう。
一方でネックレスは、チェーンの長さが合わず身に着けられないことが基本的にありません。長さの調整ができる留め具も販売しているので、短いチェーンのネックレスもサイズにとらわれずに贈れます。
デザイン選びに悩む時間を削減しやすいことも、ネックレスを選ぶメリットです。ネックレスなら婚約指輪と比較して、細かな部分まで決める必要がありません。
婚約指輪は宝石のセッティングのほか、台座やアームの形状など豊富なバリエーションから選ばなくてはいけません。組み合わせ次第で、シンプルな1点にも華やかな1点にもなるでしょう。
一方でネックレスの場合は、決めるのはトップのデザインのみです。シンプルな一粒石やモチーフを象ったものなどデザインは豊富なものの、細部まで選ぶ必要はないでしょう。
悩む時間を大幅に減らせる点は、忙しい男性にとって大きなメリットといえますね。
ネックレスは価格の幅が広く、購入しやすい商品が見つかりやすいでしょう。誕生日やクリスマスなどの贈り物にも選ばれることがあるので、婚約指輪と比較すると手が届きやすいといえます。
たとえば、婚約指輪の定番ブランドであるティファニーやカルティエでも、10〜20万円ほどでさまざまなネックレスを選べます。
国内ブランドとして人気が高いアイプリモでは、5万円程度から購入できるでしょう。ほかにもさまざまなブランドでネックレスを取り扱っているので、ぜひチェックしてくださいね。
婚約指輪は後日一緒に選びたいと考えているカップルには、ネックレスがおすすめです。プロポーズの際はネックレスを贈り、後日あらためて婚約指輪を買いに行けます。
婚約指輪を用意しない場合、プロポーズの際に花束や手紙を用意する人も多いもの。しかし、記念として形に残るものを贈りたい、もしくは贈ってほしいと考える人は多いでしょう。
先ほど紹介したように、ネックレスは手頃な価格で購入しやすいアクセサリーです。婚約指輪とあわせて購入しても、お財布に響きにくいでしょう。
プロポーズの際にネックレスを贈ることで予想されるデメリットは、次の2つです。
それぞれ詳しくチェックしておきましょう。
プロポーズにネックレスを選んでも、彼女の肌が弱いと着用してもらえない可能性があります。
ネックレスのチェーンの素材は、ゴールド・シルバー・ステンレス・アルミなどさまざまです。なかには、金属アレルギーを引き起こす金属が含まれている場合があります。
アレルギーを引き起こしやすい金属は、ニッケル・コバルト・水銀・クロム・銅・スズなど。チェーンに含まれている場合は、避けたほうがよいでしょう。
一方で、プラチナ・ゴールド・シルバー・チタン・ステンレスは、アレルギーを引き起こしにくい金属です。ただし、別の金属を混ぜてチェーンに成形している場合もあるので、購入時はスタッフとよく相談することをおすすめします。
もちろん婚約指輪を選ぶ人も、金属アレルギーに注意しなければいけません。ただし、プラチナやゴールドで作られているものが主流の婚約指輪より、さまざまな素材を加えているネックレスのほうが、金属アレルギーのリスクが高いと考えられます。
プロポーズにネックレスを贈っても、婚約指輪が欲しいと言われる可能性があります。「婚約指輪は必ず用意するもの」というイメージをもつ女性は多いためです。
婚約指輪の購入を予定していなかった場合は、費用がプラスでかかってしまうでしょう。一方で、おねだりを断るとがっかりさせてしまうことも。
あらかじめ彼女の価値観をリサーチしておけば、余分な出費を抑えたり期待を裏切ったりすることを防げます。
「プロポーズでネックレスをもらうほうがうれしい」と感じる女性もいる一方で「婚約指輪じゃなくてがっかり」という女性もいます。
ネックレスをもらう女性のメリット・デメリットを把握すれば、どちらを贈るべきか判断しやすくなるでしょう。
プロポーズの記念品でネックレスをもらうと、次のようなメリットがあります。
それぞれ詳しくチェックしておきましょう。
ネックレスは、婚約指輪よりも紛失しにくい点がメリットです。生活するなかで着け外しするシーンが少ないので、なくしものをしやすい人には喜ばれる可能性が高いと考えられます。
婚約指輪は、手を洗うときや洗い物をするときに外す人が多いでしょう。そのまま着け忘れてしまい、紛失してしまうケースは少なくありません。
ネックレスなら1日中着けたままでいられるので、うっかりなくしてしまう心配がなく安心できるでしょう。
サイズ直しが不要な点も、ネックレスのメリットです。指輪のように、体型の変化によってきつくなったり緩くなったりすることがありません。
女性はむくみ・妊娠・出産などによって、体型が変化しやすい傾向にあります。とくに指のサイズは変化しやすく、将来的に婚約指輪が入らなくなる人やすぐに抜けてしまう人もいるでしょう。
一方でネックレスは、体型が変わっても気にせず着用できます。万が一長さが合わなくなったと感じても、チェーンを取り替えるだけで簡単に調整できるでしょう。
ネックレスは、ほかのものと接触する機会が少ないもの。指輪のように、頻繁に傷がつく心配がありません。
指輪の場合は家事・育児・運動など、日常生活のなかで傷がつく場面が数えきれないほどあります。スマホのような硬いものに触れるだけでも、傷がつくことがあるでしょう。
一方で胸元を飾るネックレスはほかのものにぶつかることがなく、細かな傷や変形などがほとんど気にならないでしょう。
ネックレスは、オフィスコーデに取り入れやすい点も魅力です。とくにシンプルな一粒石のネックレスは仕事中でも着用しやすく、品のある印象につながるでしょう。
一方で、華やかになりがちな婚約指輪は、職種によっては着用を制限されることがあります。なかには、結婚指輪は着用してもよいものの婚約指輪は避けるべきとされている職場もあるでしょう。
身に着ける機会が限られているものよりも、肌身離さず身に着けたいと考える女性には、ネックレスのほうが喜ばれる可能性が高いといえます。
婚約指輪に憧れがある人ほど、プロポーズにネックレスをもらっても喜べないかもしれません。ネックレスを贈られるデメリットについても考慮してみましょう。
プロポーズにネックレスをもらっても、がっかりする女性がいることも事実。「プロポーズ=婚約指輪」のイメージを持つ女性は少なくないからです。
とくにプロポーズの際に箱を取り出して開けてほしい、その場で婚約指輪をはめた写真を撮りたいなどの理想のシチュエーションがある女性ほど、イメージと違うと落ち込む可能性が高いでしょう。
彼女をがっかりさせないためには、婚約指輪に対する考え方をリサーチするとよいでしょう。ネックレスを贈るのはありかなしか、さりげなく確認してくださいね。
プロポーズにネックレスを贈ると決めたなら、どのようなものが彼女に喜ばれるか考える必要があります。ここでは、プロポーズに贈るネックレスの選び方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
プロポーズに贈るネックレスは、通常のプレゼントと彼女の好みを考慮しましょう。好みに合ったものなら、とくに喜んでもらえるでしょう。
ネックレスを取り扱っているジュエリーブランドは多いので、選択肢が幅広いと感じるかもしれません。しかし、彼女の好みのブランドを選べば失敗を防ぎやすくなります。
好みのブランドがわからなければ、彼女が普段身に着けているアクセサリーや服装から好みの系統を探るのがおすすめです。どのようなネックレスなら彼女のコーディネートに似合うか、スタッフに相談しながら選ぶとなおよいでしょう。
プロポーズに贈るネックレスの素材にも注目しましょう。素材によって耐久性は異なるので、安心して一生身につけられるようなものを選ぶべきといえます。
定番の素材はプラチナです。耐久性が高く変色しにくいうえに、日本人の肌になじむ白銀の輝きが肌を美しく見せます。
プラチナ同様に耐久性が高く、ファッショナブルなゴールドも人気です。クラシカルな印象を好む女性には、とくに喜ばれています。
彼女が普段身に着けているアクセサリーがシルバーカラーならプラチナ、ゴールドカラーならゴールドを選ぶのもおすすめです。ほかのアクセサリーとあわせて着用しても統一感があり、日常使いしやすいでしょう。
プロポーズに贈るのであれば、ネックレスにあしらうダイヤモンドにもこだわりましょう。
ダイヤモンドは地球上でもっとも硬い天然物質であり「永遠の絆」「純愛」などの意味を込められる宝石です。変わらない想いを込めてプロポーズに贈る人が多いですが、優れた品質のものを選ぶとより気持ちが伝わりやすくなります。
ダイヤモンドの品質を決めるのは、4Cと呼ばれる要素です。
無色で内包物を含まず輝きがあり、重みがあるダイヤモンドほど高価であるとされています。一般の人が4Cを判別するのは難易度が高いので、店舗で確認してみましょう。
大きさだけにとらわれず品質を重視して、一生ものとして誇れるネックレスを選んでくださいね。
プロポーズにネックレスを選んでも、がっかりされないか解説しました。
プロポーズといえば婚約指輪というイメージが定番のため、基本的にネックレスは避けたほうが無難といえます。とくに「彼女は普段から指輪をしないから、婚約指輪も着けないだろう」と判断するのは危険でしょう。
一方で、「婚約指輪はいらない」もしくは「一緒に選びたい」と彼女にいわれているなら、ネックレスを候補に入れるのもおすすめです。さらに彼女の友人や家族に協力してもらうと、本音を探りやすくなるでしょう。
また、ネックレスを選ぶ際は、彼女の好みを考慮したうえで品質や素材にこだわり、喜ばれる1点を選んでくださいね。
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