熊本市東区の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
プロポーズを考えている男性の多くは、婚約指輪をどうやって用意すればよいのか悩んでいることでしょう。
なかには、家族の希望やドラマの影響を受けて「母が持っている婚約指輪を婚約者に贈るのはどうか?」と考える人も。
本記事では、義母のお下がりの婚約指輪はありかなしか、女性の意見を紹介します。
SNSや電子掲示板のリアルな声をまとめました。なかには「状況による」というケースもあるので、プロポーズの前にチェックしてみてくださいね。
目次
結論から述べると、お下がりの婚約指輪を贈ることは「やめたほうが無難」です。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると「婚約指輪は新たに購入」した人は95.3%を占め、「譲り受けたものをリフォーム」した人はわずか1.7%。実際にお下がりを婚約指輪として贈った人は、ごく少数に留まりました。
ただし「状況によってはあり」と考える女性もいるので、まずは自分の状況を考慮しましょう。
まずは、義母のお下がりの婚約指輪に対する女性の意見を紹介します。
義母のお下がりの婚約指輪に対して「なし」と回答した人は、半数以上を占めます。
女性メディアとして国内最大級のアクセス数を誇る電子掲示板では「婚約指輪は義母のお下がりではなく、自分のためだけに用意したもののほうがうれしい」というスレッドが立てられました。
こちらに対して、「共感できる」と回答した人は約460人、一方で「共感できない」は約250人でした。
すなわち、6割以上の人が「義母のお下がりの婚約指輪に抵抗がある」と考えていることがわかります。
もちろん「お下がりでも問題ない」という女性もいるので、絶対に避けるべきとはいえません。しかし、「お下がりは嫌」という意見が半数以上を占めるなかで、嫌がられる可能性がある選択肢をあえて選ぶ必要はないでしょう。
また、婚約者や義母に遠慮して「お下がりが嫌だった」といえないケースも少なくありません。
「お下がりでもいい」という人は、新品の婚約指輪でも喜んでくれるはず。余程の事情がない限りは、お下がりの婚約指輪は控えたほうがよいでしょう。
「事前に相談があれば、義母のお下がりの婚約指輪でもよい」と考える女性もいます。相談したうえでお互いが納得できるなら、譲り受けた婚約指輪を贈りましょう。
なお、次のような事情があれば、義母のお下がりの婚約指輪を女性に受け入れられやすいでしょう。
ただし、相談する際は夫婦になる2人で話し合いましょう。義母やほかの家族が立ち会うと、本音で話しにくくなります。
「婚約指輪をリメイク(リフォーム)するならお下がりでも問題ない」という意見も。
お下がりの婚約指輪は、デザインがレトロだったりサイズが合わなかったりするケースが多いでしょう。しかし、リメイクやリフォームを行えば、自分好みのデザインやぴったりなサイズに変更できます。
リメイク(リフォーム)の相場は、次のとおりです。
リメイクやリフォームなら同じグレードの新品を購入するより、安価に抑えやすいでしょう。
オリジナリティも出せるので、ほかの人とは異なるデザインを楽しみたい人にもおすすめです。
義母のお下がりの婚約指輪に対して「あり」と考える人は少数派です。
婚約指輪は一生に一度しかもらえない特別なものという価値観を持つ人が多いでしょう。「自分のためだけに購入したものを贈られたい」と思うのは、当然だといえます。
とくに日本では、義母のお下がりの婚約指輪を受け継ぐ風習がないので、大半の女性は抵抗を感じるでしょう。条件付きなら「あり」だったとしても、そのままの状態で譲り受けるのは「なし」と考える人も。
お下がりにこだわるなら、事前に相談したうえでリメイクも検討してみてくださいね。
義母のお下がりの結婚指輪に関する意見をまとめました。SNSや電子掲示板などのリアルな声を反映しているので、ぜひ参考にしてみてください。
義母のお下がりの婚約指輪は「なし」と考える人の意見は、次のとおりです。
大半の人は、義母との付き合いがまだ浅いので複雑な気持ちになると考えているよう。対して「自分の母の婚約指輪なら喜んで受け継ぐ」という意見が目立ちました。
お下がりを受け取ることによって、将来的な関係性の変化があったときや、婚約者と家族の関係性などに不安を感じた人も。
どのような理由があって婚約指輪を譲りたいのか、しっかり説明する必要があるでしょう。
続いて、義母のお下がりの婚約指輪を「あり」と考える人の意見は、次のとおりです。
義母との仲が円満なことが前提ですが、価値があるとわかる婚約指輪はお下がりでも喜ばれる可能性があります。
また、婚約指輪を日常的に身につけない人や憧れがあまりない人は、お下がりでも新品でもあまり気にしないという結果に。
代わりに結婚指輪を重視したり、新婚旅行に注力したりするのもよいですね。
義母から婚約指輪を譲り受けたとしても、必ずしもお返しするべきとは限りません。
新品の婚約指輪の場合も、返礼品を贈る人は半数程度に留まります。さらに、義母がお下がりを贈る理由は「結婚へのうれしさ余って」もしくは「結婚資金の不足に配慮して」というものが多いでしょう。
お返しをすることで「余分に出費をさせてしまった」と、かえって恐縮されるかもしれません。
お返しをするかしないかは、状況次第といえます。1人で決めずに、婚約者や家族と相談したうえで決定してくださいね。
お返しをする、しないにかかわらず、感謝の気持ちを伝えることは欠かせません。手紙やささやかなプレゼントなどで感謝を伝えて、義実家に赴く際は婚約指輪を着けていくとよいでしょう。
日本ではなじみがありませんが、義母の婚約指輪を花嫁に受け継ぐ風習が存在する国もあります。
たとえば、ヨーロッパには「ビジュドファミーユ」と呼ばれる文化が古くから残っています。フランス語で家宝という意味を持ち、祖母から母へ、母から花嫁へと代々宝石を受け継いでいく文化です。
家に受け継がれる宝石を花嫁に贈ることは「家族の一員に迎え入れる」という意味があります。
結婚は当人同士だけではなく、家と家を結びつけるもの。これまで繋がれてきた家族の形を引き継ぎつつ、新たな家庭を築いてほしいというたくさんの人の願いが込められた風習といえるでしょう。
義母のお下がりの婚約指輪を贈るのは、ありかなしかを解説しました。
状況によりますが、贈る側は「避けたほうが無難」と考えておきましょう。「あり」と考える女性は少数派です。
一方で、手が届きにくいようなグレードが高い宝石や、憧れのブランドの婚約指輪を譲ってもらえる可能性があるなど、メリットもあります。
義母から婚約指輪のお下がりの申し入れがあったら、まずは自分たちの状況や考えを2人でしっかり話し合いましょう。受け取るかどうかは、お互いに納得したうえで決めてくださいね。
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