熊本市東区の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
「久しぶりにピアスをつけようとしたら、ポストが穴に通らない」という経験がある人は少なくありません。
ケアを重ねて育ったピアスホールが塞がったら、ショックが大きいですよね。
同じ箇所にピアスホールを開け直していいものか、気になっている人も多いはず。
本記事では、ピアスの穴が塞がったときの対処法について解説します。
すぐに実践できる方法や、開け直すときに注意したい点についても紹介するので、ピアスがつけられず困っている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
ピアスホールは、しばらくピアスを身につけていないと塞がる場合があります。
ただし、一見塞がったように見えても実は塞がっていない可能性もあるので、よく観察してみましょう。
ここでは、ピアスホールが塞がっているか判断する方法を解説します。
塞がったように見えるピアスホールでも、実は塞がっていない可能性があります。
しばらくピアスをつけていないと、一時的に穴が収縮したり、表面に薄皮が張ったりすることがあるためです。
ピアスを穴に通すときに引っかかったからといって、完全に塞がっていると考えるのは早いでしょう。
正しく対処すれば、再びピアスを装着できるようになる場合もあります。
ピアスが差し込めなくても、焦って力任せに入れようとするのは控えましょう。
無理やり貫通させると、激しい痛みが生じる場合があるためです。
落ち着いて少しずつピアスを入れていけば、薄皮が割けて穴の出口に辿り着けます。
ピアスの入口と出口の位置がずれているだけの場合もあるので、鏡を見ながらピアスを差し込むようにしましょう。
ピアスホールが塞がってしまい差し込めないときは、次の方法を試してみましょう。
どれも簡単に実践できる方法なので、詳しく解説します。
ピアスホールが塞がってしまったら、穴の周りを人指し指と親指で揉んでみましょう。
皮膚の表面がほぐれて、ピアスが貫通しやすくなります。
皮膚を柔らかい状態にすると効果的なため、お風呂上がりに実践するのがおすすめ。
薄皮が張っているだけの状態であれば、揉むだけでピアスホールが元に戻る可能性もあります。
ピアスホールが塞がったと思ったら、耳の裏側にある穴の出口を、人差し指と中指で固定してみましょう。
ピアスが引っかかる理由が、実はピアスホールの入口と出口の位置がズレているだけという場合があるためです。
固定すると、ピアスホールの入口と出口が直線で繋がり、ピアスの出口を迷わず貫通できます。
ピアスホールが塞がってしまったら、耳の裏側からピアスを入れてみましょう。
耳の表側に薄皮が張っているものの、反対側は膜が形成されておらず、簡単に通せる可能性があります。
裏側からピアスを差し込んで無事に貫通したら、あらためて表側からピアスを装着しましょう。
ピアスのポストが差し込めないときは、ポストが細めのピアスを入れてみましょう。
ピアスホールが収縮しているだけであれば、軸が細いピアスなら差し込める可能性があります。
耳たぶ用のピアスは、一般的に16Gと呼ばれるサイズが多く、直径の太さは約1.2mmです。
16Gのピアスが入らなければ、18G(約1.0mm)や20G(約0.8mm)のピアスを試してみてくださいね。
ピアスホールが塞がったと感じるときは、穴の周囲やピアスのポストにワセリンを塗ってみましょう。
ワセリンを塗ると滑りがよくなり、スムーズに差し込める可能性があります。
ワセリンの量が多いとピアスを装着しにくいので、米粒ほどの量で十分です。
ワセリンが手元にない場合は、ベビーオイルやシアバターなども活用できます。
ただし、体質に合わないものは使用しないように注意しましょう。
ピアスホールがあった場所に固いしこりができていたら、穴が完全に塞がっている可能性が高いでしょう。
しこりの正体は、ピアスホールを塞ぐために再生された皮膚だからです。
ここでは、ピアスホールが完全に塞がったときに、同じ場所に開け直してもよいかについて解説します。
ピアスホールが塞がった場合は、同じ位置に開け直すのは避けましょう。
塞がった部分には固いしこりができるため、穴あけに失敗しやすくなります。
無理に開けると、炎症や感染症を引き起こしたりする恐れもあるでしょう。
なお、しこりができていなかったとしても、再生した皮膚の内部は傷ついたままである可能性が高いです。
傷口が広がり痛みなどのトラブルが生じるため、どのような状態でも同じ位置に開け直さないようにしましょう。
塞がったピアスホールを開け直したいなら、病院で相談してみましょう。
専門的な知識がある人にみてもらうことで、安全に開けられるかどうかの判断してもらえます。
炎症などの異変がなければ、塞がった部分を開け直してくれる医療施設もあるでしょう。
皮膚科・美容外科・形成外科などは、ピアスの穴あけやトラブルに対応している施設が多いもの。
通いやすいように、近隣の医療施設に相談するのがおすすめです。
ピアスホールがまだ完全にできていない場合は、塞がらないように対策しましょう。
ここでは、ピアスホールが塞がりにくくなる方法について解説します。
ピアスホールを塞がりにくくするためには、常時ピアスを身につけたままにするのが最善策です。
人間の体は自然治癒力が働くため、ピアスホールを放置すると塞がってしまいます。
しかし、常にピアスを装着していると、皮膚を元通りにしようとする治癒力の働きを阻止できるでしょう。
ピアスの引っかかりが気になる人は、入浴・就寝・着替え時は外しておくと違和感を防げます。
なお、フープタイプやロングピアスは、引っかかりやすいので要注意。スタッドタイプのピアスを選べば、邪魔になりにくいです。
「ピアスを外さないといけない場面があるけれど、ピアスホールが塞がらないか心配」というときは、透明ピアスを活用しましょう。
透明のピアスなら目立たないため、至近距離で見てもバレにくいです。
樹脂製やガラス製のピアスは透明なため、ピアス禁止の学校や職場でも役に立ちます。
ただし、ピアスホールが安定していないうちは、樹脂ピアスの長時間着用は避けたほうがよいでしょう。
樹脂ピアスは雑菌が繁殖しやすく、化膿や炎症が起こりやすいためです。
一方で、割れる可能性があるガラス製ピアスは、就寝時や入浴時など引っかかりやすいタイミングでは外してケガを防止しましょう。
ピアスの穴が塞がったときの対処法や、塞がったところに開けられるかについて解説しました。
ピアスホールは、安定すれば1年から2年程度は塞がらないといわれているので、塞がったように見えても実は塞がっていないケースが多いもの。
久しぶりにピアスをつけようとしたときに差し込めなかったとしても、慌てずに対処すれば問題なく装着できる場合が多いでしょう。
一方で、ピアスを差し込めず固いしこりもできているなら、ホールが塞がっている可能性が高いです。
完全に塞がってしまったときは自己判断に任せず、開け直してもよいか医療施設で相談してみてくださいね。
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