熊本の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
独創的でありながら、洗練されたデザインが特徴的なブシュロン。
ブシュロンの結婚指輪や婚約指輪に憧れているものの、インターネットで調べていると「後悔する」と検索窓に表示されるため、不安に感じる人もいるでしょう。
本記事では、ブシュロンの結婚指輪や婚約指輪を選ぶと後悔するのかどうか解説します。
「ありえない」といわれる理由や、ブランドをおすすめできる人の特徴についても解説するので、結婚の記念にブシュロンを検討している人はぜひ参考にしてみてください。
目次
ブシュロンの結婚指輪や婚約指輪が「ありえない」といわれるのは、おもに次のような理由からです。
それぞれ詳しく解説します。
ブシュロンは日本のジュエリーブランドの2倍以上といわれる価格設定を提示しているため「ありえない」といわれることがあります。
ブシュロンは高級宝飾協会が認めた、パリが誇る宝飾店・グランサンクのひとつ。伝統ある老舗ハイジュエラーであり圧倒的なブランド力を誇るため、価格も高い傾向にあります。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」(全国統計)によると、結婚指輪の購入金額(2人分)の平均は約26万円。20万〜25万円未満が30.9%、次いで25〜30万円未満が18.3%とされています。
一方で、ブシュロンの結婚指輪の相場は35万円から60万円程度。もっとも高価な「エピュール・ダイヤモンドリング 3ロー」の購入価格は1つ約119万円です。
ブシュロンには約14万円から購入できるリングが用意されています。2人分を揃えると平均金額は上回るものの、決して手が出ないブランドではありません。
ブシュロンの結婚指輪や婚約指輪は、基本的にサイズ直しは不可能です。
ブシュロンの結婚指輪は特徴的なデザインが多いもの。職人の技術をもってしても切断して縮めたり継ぎ足したりするのは困難です。
ぴったりなサイズを選んだ結果、妊娠や加齢によって号数が変わり身につけられなくなったという人もいます。
号数で後悔している人は実際に多いため、購入時は1サイズ上の号数を選ぶのがおすすめです。
ブシュロンの結婚指輪や婚約指輪を選んだ結果、傷がつきやすいと感じている人もいます。
ブシュロンのデザインは面や角を取り入れたものが多く、突出している部分に傷がつくと目につきやすいです。
傷が気になる人は、家事や入浴中は指輪を外したほうがよいでしょう。
ほかにも、表面のPVD加工が剥がれやすいという声もありました。
PVD加工とは、金属に薄く硬い膜を形成し、耐摩耗性を高めたりサビなどから守ったりする役割があります。
一般的なメッキより耐久性に優れていますが、PVD加工は2〜3年ほどで剥がれるもの。再コーティングを依頼する必要があると把握しておきましょう。
ブシュロンに対して「ダサい」「ありえない」と考えるアンチもいます。
ブシュロンはアイコニックなデザインが多いため、シンプルなモチーフを選ぶ人には好まれない傾向があるでしょう。
なかには、ブランド重視で選ぶ行為がダサいと考える人も一定数います。
芸能人やアーティストにファンが多い一方でアンチもいるのと同様に、有名だからこそ批判の的になりやすいでしょう。
しかし価値観は人それぞれのため、自分やパートナーが気に入っているなら、周囲の意見を気にせずブシュロンを候補に入れてみてくださいね。
結婚指輪や婚約指輪を探している人のなかには、ブシュロンというブランドをはじめて知ったという人もいるでしょう。
ここでは、そもそもブシュロンとはどんなブランドなのか、なぜ人気があるのかについて解説します。
ブシュロンとは1858年にフランス・パリで創業し、160年以上の歴史を持つ老舗のジュエリーブランド。
パリ5大ジュエラー(グランサンク)のひとつであり、ヴァンクリーフ&アーペル、ショーメ、メレリオ・ディ・メレー、モーブッサンと並ぶ高級宝飾店です。
創業者のフレデリック・ブシュロン氏は、1867年のパリ万博博覧会で金賞を受賞しました。
以降も国際的な賞を獲得し、ブシュロンというブランドの地位を確固たるものにした歴史があります。
世界の貴族やセレブにも愛されており、イギリス・エリザベス皇太后もブシュロンが手がけたダイヤモンドティアラを愛用していました。
パリのヴァンドーム広場に、はじめてメゾンを構えた革新的な宝飾店でもあります。
ブシュロンは、伝統的でありながらモダンな印象を受けるモチーフが人気の理由です。
結婚指輪の王道とは異なる唯一無二のデザイン性で、個性を重視する人に愛されています。
女性だけでなく男性に似合うデザインが多いのも特徴的。
存在感があるデザインは女性の繊細な手もとに華を添え、男性の力強い手もとにはよく馴染むでしょう。
ハイジュエラーであるブシュロンの結婚指輪や婚約指輪を検討する際に、値段や相場が気になる人も多いでしょう。
ここでは、ブシュロンの代表的なモチーフである「エピュールリング」「ファセットリング」「キャトル」の特徴や値段について解説します。
フランス語で余分なものを削る、洗練するという意味があるエピュールリング。自分らしく身につけられる、シンプルなリングです。
地金はプラチナ・イエローゴールド・ピンクゴールドの3種類。
貴金属のみのタイプで13万5,300円〜、ダイヤモンドをパヴェセッティングしたタイプで37万9,500円〜、
140石以上のダイヤモンドが織りなすトリプルロータイプは108万2,400円〜です。
貴金属のみで構成されたタイプは、ブシュロンの結婚指輪のなかでもっともリーズナブルなため、予算を抑えたい人におすすめです。
側面や切り口という意味を持つファセットリングは、面取りが特徴的なデザインです。
指輪の表面全体にダイヤモンドのようなカットを施しているため、光を反射してキラキラ輝きます。
貴金属のみのタイプで19万9,100円〜、表面全体にダイヤモンドをあしらったフルパヴェは99万円です。
ダイヤモンドのセッティングにより値段が異なり、価格の幅が広い点も特徴といえます。
フランス語で「4」を意味するキャトル。ブシュロンを象徴する4つの異なるモチーフを組み合わせたコレクションです。
それぞれのモチーフは、グログランリボン、ダイヤモンド、ヴァンドーム広場の石畳、アールデコ様式の建築デザインを表現しています。
4つのモチーフがセッティングされたキャトルリングは56万6,500円から購入可能です。
モチーフを1つずつ購入し、結婚記念日を迎えるたびに新たなモチーフを重ね付けする人も多いでしょう。
ブシュロンがどういうブランドなのか、価格帯はどのくらいかわかったものの、リアルな意見も知りたいという人も多いでしょう。
ブシュロンを実際に購入・試着した人の口コミを紹介します。
ブシュロンに寄せられた良い口コミは、次のとおりです。
ブシュロンは伝統に裏付けられたクオリティと対応力が、高く評価されています。
貴金属のみでも光を反射して輝くデザインは、ブシュロンがもつ技術力が成せる技といえるでしょう。
ブシュロンは重ね付け前提のデザインが多く、子どもが産まれたり、結婚記念日を迎えたりする度に新たな指輪を買い足していくことを楽しみにしている人もいました。
重ねる指輪によって雰囲気も変わるので、ほかの人と被りにくいのも特徴です。
ブシュロンに対する悪い口コミは、次のとおりです。
ブシュロンはアイコニックなデザインが多いため、シンプルなデザインを好む人には華やかすぎると感じるかもしれません。
結婚指輪として身につけるなら、シンプルなもののほうが飽きがこないと考えている人もいるでしょう。
サイズ直しができず、PVD加工が有料で預かり期間が長い点はデメリット。
指輪のサイズが合わなくなったら、ほかの指にはめるか新しいものを購入する必要があります。
ブシュロンは多くの芸能人に愛用されています。
ブシュロンの結婚指輪や婚約指輪を披露した芸能人をチェックしてみましょう。
2012年3月14日に入籍した、俳優の小栗旬さんとモデルの山田優さん。
結婚指輪として、ブシュロンのキャトルコレクションのクル・ド・パリ・ミディアムを重ね付けしています。
クル・ド・パリは、パリのヴァンドーム広場の美しい石畳を表現した、表面に凹凸を施したデザインです。
モチーフはシンプルながら光をとらえ、エタニティリングのような輝きと、上品さを兼ね備えています。
山田優さんが公開している写真では、イエローゴールドとプラチナを重ね付けしており、より華やかな印象です。
お笑い芸人・キングコングとYouTuberとして活躍するカジサックこと梶原雄太さんは、ヨメサックという愛称で親しまれる奥様にブシュロンの指輪を贈っています。
14回目の結婚記念日のプレゼントとして、キャトルコレクションのクル・ド・パリが選ばれました。
照明を反射してプラチナがキラキラ輝いている様子が、YouTubeでも配信されています。
配信動画では「ずっと身につけられるプラチナのリングが欲しかったから」と、梶原さん夫婦が話していました。
どんなファッションにも馴染み輝くクル・ド・パリは、毎日身につけるリングとして最適ですね。
結婚指輪や婚約指輪のブランドとしてブシュロンがおすすめな人、おすすめできない人の特徴を紹介します。
ブシュロンの結婚指輪や婚約指輪がおすすめな人は、次のとおりです。
ハイジュエラーならではの特徴ですが、ひと目でブシュロンとわかるデザインが多いもの。
王道ではなく、結婚の記念となる指輪は個性的なデザインにしたいと考える人におすすめです。
ブシュロンはグランサンクのひとつに数えられる伝統的なジュエラーのため、格式高いブランドを選びたい人にも適しています。
ブシュロンをおすすめできない人は、次のとおりです。
ブシュロンは国内ブランドよりも価格帯が高めに設定されており、独創的なデザインが多いハイジュエラーです。
予算を抑えたい人やシンプルなデザインを好む人は、選べるデザインが限られます。
サイズ直しは非対応でPVD加工が有料なため、永久保証が付帯しているケースが多い国内ブランドと比較して、アフターサービスの充実度は低いでしょう。
ブシュロンの結婚指輪や婚約指輪が「後悔する」「ありえない」といわれる理由を解説しました。
ブシュロンはハイジュエラーで知名度が高いからこそ、批判する声もあるもの。それだけ多くの人に注目されているブランドという証明です。
価格が高くサイズ直しができないという点はありますが、伝統に裏付けされた品質とサービスを提供しています。
「ブシュロンを選ばなくて後悔した」という声もあるので、ブシュロンに憧れている人はぜひメゾンに足を運んでみてください。
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