熊本の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
ブローチの付け方って、意外と知らない方も多いはずです。
今回は、ブローチの「付け方」や「使い方」について、詳しくご紹介していきますね。
目次
最初に、ブローチがきれいに見える位置や基本的な付け方を確認していきましょう。
ブローチを付ける位置は、左右どちらでも構いません。
結婚式やパーティーといったフォーマルな場面でも、ブローチの位置に関するマナーはありません。
その日の洋服やヘアスタイルなど、全体のコーディネートを考えてバランスの良い位置に付けるとよいでしょう。
ただし、利き手が右手の方が多いため、ファッションサイトやコーデアプリを見ると左側に付ける方が多い傾向にあります。
モチーフの重さや付ける洋服の布地でブローチが落下する恐れがあるので、付けるときは針の先を外側もしくは下側に向けて刺すとよいでしょう。
一般的にモチーフの頂点が鎖骨付近、または少し重なる程度の場所が、ブローチのベストポジションといわれています。
ご自宅に全身鏡がある方は、洋服を着た状態でコーディネート全体のバランスを見て付けることをおすすめします。
「洋服に付ける」のではなく、「洋服を着た自分に付ける」という気持ちでブローチを付けると、ばっちりおしゃれが決まりますよ。
ブローチの針で洋服に穴が開くことが心配な方は、洋服と身体の間に当て布をしてみてください。
当て布はフェルトなど厚みがあって、針を通しやすい素材がおすすめですよ。
基本的な付け方をマスターしたら、洋服にブローチを付けてみましょう。
黒や紺など落ち着いた色のセレモニースーツにブローチを付けると、首周りを華やかに彩ることができますよ。
お手持ちのスーツがテーラードジャケットなら、襟の真ん中より少し上の位置に付けるとブローチがきれいに収まります。
ノーカラージャケットのスーツだと、トップバストと鎖骨の間がブローチを付けるベストポジションといえるでしょう。
バール、スワロフスキーなどシックな装いに似合う上品なデザインのブローチはたくさんあるので、スーツの首周りを華やかに演出したい方は試してみてください。
お子さんの入学式や卒業式などでスーツを着る機会がある方は、コサージュの代わりに花をモチーフにしたカメリアブローチを付けてみるのもおすすめですよ。
ワンピースにブローチを付けるのも、おすすめのコーディネートです。
ワンピースは、1着でコーディネートが完成する便利なファッションアイテムです。
しかし、「シンプルなデザインだと地味になるので上手くアレンジしたい」とお悩みの方も少なくありません。
そんなときにブローチを付けると、ワンポイントコーデになっておしゃれ度が一気にアップしますよ。
ワンピースにブローチを付ける位置は基本的にはスーツと同じですが、特に決まりはありません。
お手持ちのワンピースに合わせて、ブローチのベストポジションを探してみてください。
カーディガンにブローチも、おしゃれ上級者がよくやるコーディネートです。
着回しに便利なアンサンブルニットを買っても、「野暮ったく見える」という理由でクローゼットの奥にしまい込んでいませんか。
スーツと同様に鎖骨に近い位置に着けると、顔周りをおしゃれに演出できますよ。
また、前ボタンのないカーディガンを持っている方は、おなか回りを隠したいときや寒さ対策にブローチで前を留めてみるとよいでしょう。
冬の必須アイテムであるコート。他のアイテムと比べて値段が高く、毎日着るものなので無難な定番デザインのコートを選んでいませんか。
また、冬の装いは黒やグレーといったダークカラーで重たくなりがちです。
マンネリコーデから抜け出したり、冬の装いを華やかに演出したりするときにブローチは便利なアイテムです。
コートのブローチは、他のアイテムと同様に鎖骨付近に付けるとよいでしょう。
ブローチを付けるアイテムは、洋服だけじゃありません。
小物にブローチを付けると、おしゃれの幅が一気に広がります。
コートやニットに穴を開けたくない方におすすめするのが、マフラーやストールへのブローチです。
無造作に巻いたマフラーのアクセントに、大ぶりなモチーフのブローチを付けると首元が華やかになりますよ。
大判ストールをケープやショールとして使うときに、布を留めるストッパー代わりにブローチを付けてもよいでしょう。
ブローチは、ネックレスのペンダントトップとしても活用できます。
ペンダントトップと兼用できるタイプのブローチは、ネックレスチェーンの金具に針を通せばそのまま利用できます。
また、兼用できるタイプのブローチでなくても、ブローチコンバーターと金具を使えば、ネックレスにブローチを取り付けるのは簡単にできます。
ブローチコンバーターは、手芸屋やネット通販などから100~200円程度で購入できるので、試してみるとよいでしょう。
冠婚葬祭の定番アイテムである真珠のネックレス。
フォーマルな印象が強いので「カジュアルな装いでうまく使いこなせない」「コーディネートが地味になる」と、お悩みの方も少なくありません。
そんなお悩みをお持ちの方は、ブローチをペンダントトップに使ってみてください。
ブローチを付けると、ゴージャスな雰囲気やカジュアルな装いを演出できますよ。
ヘアアクセサリーの代わりにブローチを付けるのも、おすすめの使い方です。
太めのヘアゴムにブローチの針を刺すと、豪華なヘアアクセサリーに変身します。
まとめ髪や編み込みで整えた髪にブローチを付けたいときは、Uピンを使いましょう。
ヘアセットの後にUピンを上から下に向けて刺すと、しっかり留まって落ちにくくなります。
Uピンが1本だけだとブローチがぐらつく方は、複数のUピンで固定するとよいでしょう。
帽子にブローチも、コーディネートの幅を広げるのに便利です。
カンカン帽子、ストローハット、ニット帽と、さまざまな種類の帽子のワンポイントアクセントとしてブローチを活用できます。
帽子を使ったコーディネートが最近マンネリ気味になっている方は、試してみてください。
バッグにブローチもよくあるアレンジコーデです。
キャンバス地のトートバックに、缶バッチの代わりにブローチを付けるといつもと違うコーディネートが楽しめるでしょう。
また、バッグの生地に穴が開くのを避けたい方は、ストラップのパンチ穴の部分にブローチを付けると、さりげないおしゃれができて素敵ですよ。
ファッション上級者でないと使いこなせないと思われがちなブローチ。基本の付け方やコーディネートのコツを覚えれば、おしゃれ初心者さんでも素敵に使いこなせますよ。
ワードロープを考えて定番アイテムを選びがちな方は、ブローチでコーディネートの幅を広げてみてはいかがでしょうか。
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