熊本の質屋 質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
出かけるために、ネックレスを付けようと思ったら・・・。
「ネックレスが絡まって、ほどけない!」
「ネックレスが絡まったままで、イライラする~!」
「どうやったら、すぐにほどけるの?」
など、ネックレスの絡まりの解き方や対処法について、どうやったらいいの?と思うはずです。
特に細いネックレスほど、絡みやすいので無理に引っ張ってしまうと、玉になってほどけなくなったり、場合によっては切れてしまうこともあるので注意が必要なんですよ。
ということで、今回は、ネックレスが絡まった時、ネックレスの絡まりをほどく方法を解説していきましょう。。
目次
そもそもネックレスが絡まる原因とは?何なのか。
まず再発防止のためにも、何が原因でネックレスのチェーンが絡まるのか原因を解説していきましょう。
ネックレスがもつれてほどけなくなる理由は、パーツ同士が絡まりやすい状態で収納・保管しているからです。
留め金具を閉めずにチェーンを無造作に丸めてポーチやアクセサリーケースにしまうのは、ネックレスが絡まるありがちな原因です。
これだとポーチやアクセサリーケースを運ぶ際に、何かのはずみでネックレスのパーツがチェーンに絡まってしまいます。
また複数のネックレスを1ヵ所にまとめて収納するのも、それぞれのチェーンが絡まってお団子状になってしまう理由です。
複雑に絡まったチェーンを引っ張っても結び目が固く締まり、玉になったり、かえって解きづらくなります。
そればかりかチェーンの金属が弱くなり、何かの拍子でネックレスが切れてしまうことも。
だからといって、指で無理やり結び目を解こうとするのもおすすめできません。
表面のメッキが剥げたり、変形したりとネックレスの外観を損なう原因となるからです。
固く絡まったチェーンの結び目は、つまようじとベビーパウダーを使えばキズをつけずに簡単にほどけます。
ここからは、絡まったチェーンの結び目をほどくコツを一緒に確認していきましょう。
最初に試してほしいのは、2本のつまようじ(竹串)を使う方法です。
先が尖っているからといって、安全ピンや縫い針、ピンセットなどの金属製品の利用はあまりおすすめできません。
金属製品で結び目を解こうとすると、チェーンのメッキ剥がれや切れる原因となりかねないからです。
ということで、つまようじを使うことで、簡単に解く方法をご紹介しましょう。
ネックレスの留め金具を外します。複数のネックレスが絡まっている場合は、すべての留め金具を外してください。
テーブルや机などの平らな場所にネックレスのチェーンを直線に伸ばした状態で置きます。
利き腕のつまようじの先端をお団子状に丸まったチェーンのスキマに刺し込みます。
その後、軽い力で左右や上下に動かしてスキマを広げていきましょう。
このときに利き腕と逆の手のつまようじでチェーンを抑えておくと、作業がスムーズに行えます。
チェーンのスキマにつまようじを刺せないほど結び目が固く締まっているときは、つまようじの持ち手の先端で結び目を軽くたたきましょう。
そうすると絡まりが解けるので、チェーンのスキマにつまようじを刺し込みやすくなりますよ。
ベビーパウダーをチェーンにかけてもつれをほどく手段も、ネックレスを傷めずにすむおすすめの解き方です。
ご自宅にベビーパウダーがない場合は、小麦粉や片栗粉を代用してみてください。
粉だからといって重曹やポリッシングパウダー、フェイスパウダーの代用はおすすめできません。
これらは研磨剤や油分を含んでいるので、表面のメッキがはがれる原因となるからです。
1)留め金具を外して、テーブルにネックレスを伸ばす
テーブルを粉で汚さないよう、作業を始める前にティッシュまたはキッチンペーパーを敷きます。
そこに留め金具を外したネックレスを直線に伸ばして置きます。
2)結び目にベビーパウダーをかける
チェーンが隠れるぐらいの量のベビーパウダーを結び目の部分にかけます。
3)チェーンを上下に動かす
絡まった結び目のスキマに粉をなじませるために、ネックレスをゆっくり上下に動かしましょう。
そうするとチェーンが滑りやすくなるので、指でほどきやすくなります。
指で結び目が解けないときは、つまようじを使ってスキマを広げてみてください。
4)粉を落とす
チェーンのもつれが解けたら、刺激成分の少ない洗剤と水を混ぜた容器にネックレスをつけおきします。
その後きれいな水で汚れを洗い流して、柔らかいタオルで水気をふき取りましょう。
どうしても早く簡単にネックレスの絡まりをほどくなら、石鹸を使った方法です。
石鹸を使うときの注意点は、ネックレスがほどけたら泡をキレイに洗い流し、水分を拭き取ることです。
石鹸の泡や水分が残ったままだと、ネックレスが変色してしまうこともあるので注意しましょう。
特にホワイトゴールドやシルバーなどは、変色原因になります。
※ホワイトゴールド、シルバー、真珠など、水に弱い素材や宝石は、専門店に依頼しましょう。
すぐに実践できるネックレスが絡まらない収納方法を3つ紹介します。
チェーンの絡まり防止には、ジップタイプの小さな袋に金具部分だけ出して収納するとよいでしょう。
この方法だとネックレスを個別に保管できるので、アクセサリー同士の摩擦によるキズを防げます。
酸化による金属の黒ずみも防げるので、大事なネックレスを長持ちさせるために一番おすすめしたい方法です。
ネックレス専用のケースでチェーンを真っすぐ伸ばして収納するのも絡まり防止の有効な手段。
最近はネット通販や100円ショップなどで持ち運びに便利なネックレスケースが豊富にあります。
アクセサリースタンドやジュエリーラックにぶら下げるのもネックレスのもつれを防ぐ保管方法といえます。
また、貼り付けフックやコルクボードもぶら下げて保管するのに便利なアイテムです。
これらのアイテムはおしゃれな製品が多いので、収納とディスプレイを兼ねてインテリアを彩ることもできますよ。
100均などでも売っている仕切り付のケースでネックレスを保管する方法です。
透明ケースなどに保管しておけば、使用したいときすぐに取り出すことができ、またネックレスが絡まることがない!まさに一石二鳥です。
色々なサイズの仕切りケースが販売されているので、ご自身の用途に合わせて購入してみましょう。
固く締まった結び目を解く最中にチェーンが切れたときは、アクセサリー修理の専門店に相談するとよいでしょう。
チェーンの絡まりが複雑すぎて何をやっても解けないときも、専門店に持っていくことをおすすめします。
絡まりをほどくだけなら、修理代は1000円程度です。
ただしチェーンが切れた場合の修理は、切れ方や溶接方法などで料金が2,000円~10,000円以内になります。
詳しくはお近くの専門店に確認してみてください。
絡まったネックレスはコツをつかめば、不器用な方でも家庭にあるもので簡単に解くことができます。
絡まり防止に役立つ収納アイテムの種類も豊富でお手頃価格で売られています。
お団子状にもつれたネックレスを長年放置している方は、早速この記事で紹介した対処法を試してみてください。
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