質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
女性を魅力してやまないジュエリーの世界。
なかでも宝石自体の希少価値に加え、加工技術やデザイン性に優れている特に高価なハイジュエリーは、一度でいいから手にしたいと夢見る女性も多いのではないでしょうか。
そういったハイジュエリーを取り扱うジュエラーは限られています。
今回の記事では、歴史と伝統を持つ世界5大ジュエラーについてご紹介しましょう。
ジュエラーという言葉にあまりなじみがない人もいるかもしれませんね。
ジュエラーとは、宝石を取り扱う宝石職人や宝石商のことです。
ジュエラーのなかにも格があり、最高品質のハイジュエリーを世に生み出すジュエラーは世界中の王室や宝石コレクターのセレブたちを虜にしてやみません。
今回ご紹介する世界5大ジュエラーはその筆頭です。
世界5大ジュエラーと間違いやすいのがパリの5大ジュエラーです。フランス語で「偉大なる5」という意味を持つ「グランサンク(Grand Cinq)」と呼ばれるパリの5大ジュエラーは、フランス高級宝飾協会認定のパリのヴァンドーム広場に面する5大宝飾店のことを指します。
ブシュロン、メレリオ・ディ・メレー、モーブッサン、ショーメ、そしてヴァンクリーフ&アーペルがパリの5大ジュエラーです。
一方、世界5大ジュエラーは以下の5つです。
ティファニー(TIFFANY & Co.)、カルティエ(Cartier)、ブルガリ(BVLGARI)、ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)、ハリーウィンストン(HARRYWINSTON)です。
どれも一度は名前を聞いたことがあるトップブランドですよね。
ティファニーは1837年創業、アメリカ発祥のジュエラーです。
ティファニーが1887年に考案した、ダイヤモンドを6本の爪で留めるセッティング法は「ティファニーセッティング」と呼ばれ、現在のエンゲージリングの主流です。
従来の石の周囲を覆うベゼル留めと違って、あらゆる角度からダイヤモンドの光を取り込めるようになっています。
映画の舞台にもなったティファニー本店は、ニューヨーク観光の名所にもなっています。またティファニーのシンボルカラーのきれいな水色は「ティファニーブルー」と呼ばれ、親しまれています。
ジュエリーにそれほど興味がない人にも名が知られているティファニーは、5大ジュエラーのなかでもっとも知名度が高いといえるでしょう。
ティファニーのティファニーブル―の水色に対し、カルティエといえば真っ赤な色を思い出す人も多いのでは?
カルティエは1847年に、フランスはパリで創業されたジュエラー。宝飾品だけでなく、革製品や時計、文房具なども取り扱っています。
カルティエの強みは「王の宝石商、宝石商の王」と称される、老舗名門ジュエラーであること。フランスやイギリスなどヨーロッパ諸国を始め世界10数か国の王室御用達のジュエラーなのです。
その時代を先駆けたデザインの名作を、いくつも世に放ってきました。
1884年創業、イタリア発祥のブルガリは、世界中のセレブから愛される唯一無二の存在感を誇る革新的なデザインが魅力です。
宝飾品以外にも、一つひとつが非常に個性的なデザインで知られるブルガリウォッチ、香水「ブルガリ プールオム」は、日本でも男女を問わず人気があります。
ヴァンクリーフ&アーペルは、世界5大ジュエラーのなかで唯一パリの5大ジュエラー(グランサンク)に入っています。
ヴァンクリーフ&アーペルは、フランスで1906年に創業されました。創業に先駆けてダイヤモンド商および宝石細工職人の家に生まれたアルフレッド・ヴァン・クリーフと、宝石商の娘であったエステル・アーペルが結婚。
そして「何よりも永遠に滅ぶもののないもの」を創造したいという夢と情熱を胸に、「ヴァン クリーフ&アーペル」を設立しました。
ブランドコンセプトである「愛・夢・美」を、アールデコ様式と呼ばれるデザインで体現したジュエリーは、とてもロマンチック。花や妖精、リボンなどをモチーフにした作品を多く世に打ち出しています。
ハリーウィンストンは1932年、アメリカのニューヨークにて設立されました。
「キング・オブ・ダイヤモンド」とも呼ばれるなど、特にダイヤモンドジュエリーのブランドとして名が知られています。ダイヤモンド本来の美しさを活かすデザイン、きめ細やかな装飾は、ハリウッド女優など世界中のセレブたちを魅了してきました。
誰でも一度は耳にしたことがある世界5大ジュエラー。それぞれの個性や違いが分かったかと思います。
それにしても、一般人にはとても手が届かないような高額なハイジュエリーに憧れはつきませんね。
熊本の質屋 「質乃蔵」では、金やプラチナといった貴金属を専門に買取査定しています。もし、不要な指輪やネックレス、ピアスなどありましたら査定は無料ですので、是非ご利用ください。