質乃蔵(しちのくら)の児玉です。
最近、お客様から「銀地金って売ってますか?」
と、問い合わせがありました。どのような理由なのか聞いてみると「銀地金」がどこも売り切れとのことです。
今回は、なぜ銀地金が売り切れているのかについて、詳しく解説していきましょう。
金やプラチナは、新型コロナ以前よりも高騰していますが、日本マテリアルやネットジャパン、徳力でもインゴットを購入することができます。
しかし、なぜ銀地金がどこにも売っていないのか?
その理由について2つ見ていきますね。
銀地金が売り切れの理由とは?
「銀地金の需要が少ない」からです。
銀って、いったい何に使われているか知っていますか?
自動車の部品やソーラーパネル、など全体の50%以上は工業用品。それ以外が宝飾品です。
資産運用としての銀の需要は、非常に少ないので、そもそも「銀地金」の生産も少なくてよかった。ということです。
銀地金を作る販売店も売れないのなら「銀地金」を作る必要もないですからね。
【引用元:日本マテリアル】
そもそも、銀相場が上がってきたので、投資目的として需要が増えた。そのため、「銀地金」の供給が間に合わず売り切れているということです。
新型コロナの前2019年のときには、60円代だった銀相場も2021年には90円を越えてきました。
「2年間で30円以上も相場が上がってますね!」
今まで銀投資として興味が無かった人も、これだけ上がれば投資目的で購入するはずですよね。
銀を購入するメリットとは?
どんなメリットがあるのかについて、ご紹介しましょう。
銀(シルバー)は、価格が安いというメリットがあります。
金(GOLD)だと1gあたり7000円以上するので、100g購入すると70万円以上の費用がかかります。
しかし、銀は1gあたり90円程度なので、100g購入しても9,000円程度。
銀(シルバー)は金と比べると安定性は、劣ってしまいますが、値段が安いので投資しやすいということです。
銀(シルバー)は、盗まれにくいというメリットがあります。
私のお客様の中には、熊本地震のとき避難中、家に置いていた金のインゴットが盗まれたという方がいました。
やはり金は盗まれやすい!しかし、銀地金は、そもそも価値が安いので盗まれにくいです。
銀を購入するデメリットとは?
どんなデメリットがあるのかについて、ご紹介しましょう。
銀(シルバー)は、価格変動が大きいというデメリットがあります。
投資目的で購入すると、急な暴落などで損失がでることも。
特に銀の50%以上が工業用品に使われているので、景気に左右されやすいのも覚えておきましょう。
銀地金が売り切れている理由、とは?
「銀地金の需要が少ない」「投資目的として銀地金の需要が増えた」ということで、生産が間に合っていないということです。
新型コロナ前と後では、今まで考えられないモノが売り切れになってしまっていたりします。今後、どのようなモノが投資目的になるのか?なかなか、予想が付きにくい時代になりましたね。
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